HETEROCHROMIA
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戯言.

モハマの心臓

腐りかけは旨いが。目利きが効かなければ自然とその状態は失われる。
賞味期限の何様気取りは、誰しもに公平な天秤であり重さは価値とていつの間にか晒される。

冷蔵庫の魚が腐りかけと認識して幾ほどが経ったか・・・?水分はふき取り、塩はしてある。
日暮、過ぎる頃に日常に過ぎず。そんな変化のなさに飽きたころ、いよいよもって金がない。そうして魚を思い出すも、体たらく。返せない金ならば泥からつかむまで。

健気に暮らしていけるこの国だから、この状態になるまで分からないし、そうなったとて実際には大した問題でなかったりもする。人には言えない。聞きたくない答えが待っている。されどもどうにも選択せねばならぬようで、米も食わずは、経つことすら億劫になってくる。体力なくなりゃ、女にも魅力がわかない。どうにも寝ることだけらしい。いっそ目が覚めぬならばどうにも幸せなことだろうかと?と考えたが、皆も考えているだろうと、布団を干した。

こうなると選択肢が見えてくる。ゾロロゾロロと春の夢のように。
無限のyes or noだが逃げ癖も今度ばかしは通用しないのでyesを云う。とっくに塩漬けのコノ体で初めての肯定をす。後はどうとなれ。好き嫌い?金銭?どう転がろうと不変に日々がくる。なるようにしかならないときは従うに過ぎない。

冷蔵庫はほとんど空っぽで、数本の缶ビールとモハマがある。いつの間にか。でもそれで十分だ。

そいうして生まれるものなのか。もしも。↑↓どっちだったら?まるで、必要のないことだ。

夢は見るものである。塩漬けは半永久的に不変である。だれかが気を使い賞味期限をつける。やれやれ、本当に余計なことだ。
夢を見て→言い訳→何もない→別物を信じる信仰心

元はまだここに残っている。