HETEROCHROMIA
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戯言.

大人じゃないような

家で酒を飲むならば安く上がる

好きなときに寝て、気持ち悪くなれば吐く

愚痴は好きなようにこぼせるし、その声に時折悩まされる

トイレは開けっ放し

中からスクエアダンスが聞こえる

 

浮いた金で誰かを連れて行き

明るい名前で呼ばれる

30過ぎたら恥以外の何者でもない

思考はなく、外面もない

幸せになる気なんて毛頭ない

今以上の幸せなんてない

 

水溜りに煙草を浮かべる

未だに傘は持っていない

無数に点在するビニール袋

中身は知らないが、どうせゴミだと決め付ける

踏み切りを待つ小太りの青年

大きなリュックを背負っている

ずっとここにいるんだろ?

電車が過ぎると彼は一目散にあっちへいった

マタンサファミリアに参加して、血で血を洗おう

デボラという名の女

一緒にダンスをしたかった

アジャスターが壊れてる メモ帳を足にかます

無視するなとは言えない 愛されていないから

イラつき心配を過ぎるとイジケル

勘ぐるなんてやめておこう

爪が割れた

家で安く仕上げよう

この上ない幸せを感じて