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ブスとババァと乳酸と.
まだ燻っている
火種があるだけまだいい
平行同時発生的無原則が起き
あなたとであう
ハーゲンダッツとコンドーム
その無邪気な両手で
あなたの名を呼んで
愛でた
バーボンに溺れ
あなたは泣いて
泣いて
泣かなくなった
最低
生まれたときから知ってるよ この街の皆
大人になり
キスなんて
いとも容易いから真面目にやると恥ずかしい
言い訳でないか
この年になり
ロン毛でママチャリに乗る働き人は
信用における
幸せな奴め
昨日はまた酔っ払って
帰り道
彼女とコンビニでアイスを買った
ハシャグ二人に
コンビニの女性店員は
シラケ顔
また別の日にも
酔っ払い
アイスを買う
店の前に座りアイスを食べる
扉が開き
女性店員が隣に座る
酔っ払ったらアイス食べたくなんね
そうねこないだも買ってたもんね
元気?
そう見える?いい年してコンビニのレジ打ちよ
年も仕事も関係ないべ
あなたにはそれがあるから言えんのよ
だよね そう思う だから言う 関係ないよ
そう
アイスうまいだろ
うん
酔っ払ったらもっとうまいよ のみいこうぜ
あと、一時間は終わんないよ
待ってる
コンビニに客が入る
追って戻る彼女は
小さく微笑んだ
まってる
アイスは
もうない
突然!
客が
飛び出る
乱暴に
扉にブツかりながら
何だよ 危ねぇよ おっさん
待ってる
彼女は戻らない
待てない
自動ドア開く
立ち読みしてていい
乱雑に開かれたキャッシャー
床に落ちるコイン
レジカウンターを越えて
血を流し倒れこむ女
何が後悔であろう
バーボンも
ハーゲンダッツも
掃除して出てくる
コインも
ライターも
演歌に変わり
暇な読書家の
一節のように
浮かんで
前のめりに
倒れこむ
君は死ぬ
ここで死ぬ
酔って候
街であった男
花の名を知ってる男
コンビニの店員
何だろう
何であろう
最低
生まれた時から知っているよ