HETEROCHROMIA
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戯言.

僕が俺

私は口が悪い。それは人との距離感の問題であるとも思う。

簡単に言えば女に強い。子供は苦手だから話すこともない。
当然、その姿を周りから見られれば印象は悪い。けれども、僕と話す人は僕に「口が悪い」といってくれる。

どうだ、いいだろ?

俺様だった俺はいつからか僕になった。それと同じくして語尾に『ね』やら『よ』やらつくようになった。いな、意識的に癖付けをした。
これが口が悪い人間のいいわけだ。

そんな僕に俺は格好悪い。
外人にはどう聞こえる?
僕が口が悪いのか。口が悪いから僕なのか?
何事にもバランスは必要だ。ただこう言える。口悪いのは愛だ。理解される線引きは分かってる。
好きには良いも悪いも言いたい。それは知ってもらいたい僕の裏返しだ。
だから言う。愛を語るのに照れてる場合じゃない。「愛してるこそ」普遍なり。
僕は今日もそれを口にしたい。
もし、それを言われたら、「気持ち悪いなお前は」と返すがね。